[ 街住い編 ]
それでも皮肉なことに世界は終わらないし終われないのだ
001 神様はいつだって耳を塞ぎ運命を嘲笑うのだ
002 喪失しゆくは身体か心か それとも
003 私もまたそうした歯車の一部にしか過ぎない
[ 禁城編 ]
この世界で大切なことは何を信じるか だ
004 限りなく綺麗であるということ
005 あなたを独り占めできるその 瞬間
006 噎せ返るような匂いに包まれ眠る
007 無意識に意識させられる
008 どうか わたしを喰らってくださいな
009 それはそれは憎らしいまでに澄んだ笑みを 浮かべて
010 可愛いっていう次元を超えてこれはもう一種の媚薬ですよ
011 たぶんね きみっていう人間のそういうところが好きだよ
012 濡れた鮮やかな黒髪
013 間近で絡み重なり合う視線の奥
014 理由があればきみも安心するのでしょう
015 来演の日取りはお決まりですか？
016 薔薇の花は君を待ってた
017 痛みってこんな夜に生まれるのかしら
018 お庭に薔薇はいりません、花瓶に咲けばそれだけで
019 きみは軽やかに、嘘を吐く
020 重なるものは少ないのに、温みを分け合えてよかった
021 たまらないむごさであなたはまっすぐだ
[ シンドリア王国編 ]
きれいで、貴女があまりにきれいで、僕は静かに目を閉じた